
今回は、話題のラブコメライトノベル
『負けヒロインが多すぎる!』第6巻について、
ネタバレありでたっぷり語っていきたいと思います。
本巻の主役は、なんとあの焼塩檸檬ちゃん!
明るくて友達想いな彼女が、ついに
“自分の本音”と正面から向き合う時がやってきます。
部活動、将来の道、そして──
温水くんへの想いとどう向き合うのか?
読後は静かな余韻が残る、とてもまっすぐで感動的な一冊でした。
それでは早速、焼塩ちゃんの成長物語へ飛び込んでみましょう!
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『負けヒロインが多すぎる!』第6巻あらすじ【ネタバレあり】

焼塩檸檬の決意と葛藤|“好き”と“進路”の間で揺れる心
中学卒業を控えた3学期。
焼塩檸檬ちゃんは、ずっとモヤモヤを抱えていました。
それは、文芸部と陸上部の両立に限界を感じていること。
でも、どちらも彼女にとって大切な居場所です。
そんなとき、彼女は意を決して──
温水和彦くんを水族館デートに誘います!
そしてその帰り道、勇気を振り絞ってこう言います。
「ねえ、一緒に帰宅部にならない?」
文芸部の“ヒロイン”としてではなく、
一人の女の子として、将来の不安や弱さをさらけ出した瞬間でした。
今まで明るく元気なイメージだった焼塩ちゃんが、
こんなに真剣に悩んでたなんて…胸がギュッとしました!
水族館デートと100m走勝負|温水と焼塩の特別な時間
デート先に選ばれたのは、竹島水族館。
お互いの距離がぐっと縮まる、甘酸っぱくて静かな時間が流れます。
だけど、帰り道での焼塩の“帰宅部宣言”に、温水は即答しません。
彼はあくまで彼女を尊重しつつ、自分の考えも曲げないタイプ。
そんな彼が出した“答え”が──
「100メートル走で僕が勝ったら、続けてみない?」
えっ、まさかの陸上勝負!? と思いきや、
そこには彼なりのまっすぐな応援が込められていたんです。
「答えを出すんじゃなく、選ばせてあげたい」っていう温水くん、優しすぎる…!
静かに、でも確かに。
焼塩と温水の間に小さな信頼と絆が生まれた一日でした。
文芸部と陸上部、そして“今の自分”の選び方
勝負の結果は──
温水くんの勝利!
本気で走って、それでも負けて。
でも、負けたことが悔しくて。
それでも、なんだか気持ちがスッキリしていて。
焼塩は自分の中にあった迷いを吹き飛ばし、
「両方、ちゃんと頑張りたい」と心を決めます。
- ✔ 逃げずに、自分の“今”と向き合った
- ✔ 選ばないことが“甘え”じゃないと理解した
- ✔ 誰かに背中を押してもらう大切さを知った
「走って負けて、でもスッキリする」って、青春すぎませんか…!?
まさに焼塩ちゃんの“リスタート”となるエピソードでした。
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登場人物の変化と見どころ
焼塩の成長と“負けヒロイン”からの脱却
第6巻での一番の見どころは、やっぱり焼塩の変化です。
これまで彼女は、明るくてサバサバした“お姉さん系”キャラとして描かれてきました。
でも実は、誰よりも気を使いすぎる不器用な子だったんですよね。
部活での自分の立場や、
“ヒロインとして出すぎないように”とバランスを取っていた彼女が、
「私も、本当は、好きって言いたい」と
心の奥にある本音にようやく向き合った──
ただの「負けヒロイン」じゃない。
“選ばれないかも”って分かってても、
ちゃんと走る彼女にグッときました…!
まさに、負けヒロインからの脱却といえる1冊でした。
八奈見・小鞠・志喜屋たちの気配と新たな動き
今回は焼塩が中心だったとはいえ、
他のヒロインたちも、しっかり「動き」を見せてくれます。
- 🌼 八奈見杏奈:少しずつ“素直になる練習”を始めた様子
- 🍫 小鞠知花:相変わらず控えめだけど、何か吹っ切れた表情が印象的
- 🎭 志喜屋夢子:今回も深読み系発言が冴えまくり。見てる…全部見てる…!
それぞれの心の動きが、次巻でのメイン交代を予感させるような展開でした。
この巻って、「ヒロインたちが静かに準備を始める巻」って感じがしたんです。
嵐の前の静けさ的な…!
温水和彦の“答えないやさしさ”とその重み
主人公・温水和彦は、今回も絶妙な距離感で描かれています。
何かを強く否定したり、簡単に「好き」と言わない。
でも、相手を否定もしないし、ちゃんと向き合う。
焼塩の「帰宅部になりたい」という提案にも、
「やめなよ」とは言わず、“勝負”で答えるという方法を取るあたり、
彼なりの優しさと信頼がすごく伝わってきました。
- ✔ 相手の決断を奪わない
- ✔ 答えを出さないことで、相手に「自分で選ばせる」
- ✔ でも、どこかでちゃんと“見ていてくれる”
…これが、「モテる男」ってやつですか?(泣)
今回はヒロインたちだけでなく、
温水自身の成長や変化も、静かに描かれていた印象です。
考察|「勝ちヒロイン」とは何か?

『負けヒロインが多すぎる!』というタイトルの通り、
本シリーズでは“選ばれない”ヒロインたちの切なさが軸になっています。
でも第6巻を読み終えて、ふと思ったんです。
「そもそも、勝ちヒロインって何?」
焼塩は温水に告白したわけでも、付き合ったわけでもない。
でも、自分の気持ちに正面から向き合って、選択をした彼女は、
まさに“ヒロイン”として輝いていたと思うんです。
- 📝 恋が成就した=勝ち?
- 💬 告白できたら勝ち?
- 🌱 自分の気持ちを、ちゃんと大事にできたら、それが“勝ち”なんじゃない?
読んでて思ったのは、
「報われない恋」って、本当は“負け”じゃないってこと…!
第6巻は、タイトルにある「負けヒロイン」という概念を
やさしく、でもしっかりと更新してくれる巻でした。
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FAQ|『負けヒロインが多すぎる!』第6巻 よくある質問
第6巻を読んで気になったポイントを、Q&A形式で分かりやすくまとめました。
Q. 第6巻のメインヒロインは?
A. 焼塩檸檬ちゃんがメインです。デートや感情描写がたっぷり描かれます!
Q. 焼塩と温水は付き合うの?
A. 付き合いませんが、心の距離がぐっと縮まる特別な描写がたくさんあります。
Q. 焼塩は部活を辞めたの?
A. いいえ。文芸部と陸上部の両方を続けるという結論に至ります。
Q. 焼塩が悩んでいた理由は?
A. 陸上部で自分が目立つことで、他の部員の機会を奪ってしまっているのではと葛藤していました。
Q. デート先はどこ?
A. 愛知県蒲郡市にある「竹島水族館」です。小規模ながら、心が近づく大切なシーンに。
Q. 八奈見や小鞠の出番はある?
A. 少なめですが、二人の内面描写や次巻に繋がる伏線も見られます。
Q. 志喜屋夢子は今回も名言多め?
A. はい! 焼塩に的確な一言を突きつける場面は、今回も健在です。
Q. 焼塩は温水のことをどう思ってるの?
A. はっきりした告白はありませんが、意識していることは明確です。
Q. 100メートル走の結果は?
A. 温水が勝利! 彼女の背中を押す、優しい勝負でした。
Q. 第7巻ではどのヒロインがメインになりそう?
A. 現時点では明言されていませんが、八奈見が動きそうな気配が濃厚です。
作者・刊行情報・イラスト担当まとめ
最後に、『負けヒロインが多すぎる!』第6巻の基本情報をまとめておきます。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 負けヒロインが多すぎる! 第6巻 |
著者 | 雨森たきび |
イラスト | いみぎむる |
レーベル | ガガガ文庫(小学館) |
発売日 | 2023年4月18日 |
ISBN | 978-4094531640 |
雨森たきび先生の繊細な心理描写と、
いみぎむる先生による温かく柔らかいキャラデザイン。
本巻も二人の絶妙なタッグが光っていました!
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まとめ|焼塩の“走る意味”と、負けヒロインの再定義
『負けヒロインが多すぎる!』第6巻は、
シリーズの中でも「一歩踏み出す勇気」を丁寧に描いた一冊でした。
焼塩檸檬というヒロインが、“誰かのため”じゃなく、“自分のため”に選んだ決断。
それは、ただの部活の話に見えて、実はすべての読者の背中を押すような物語だったと思います。
- 🏃♀️ 焼塩と温水の100m勝負が胸熱!
- 🎐 自分の気持ちを見つけていく焼塩の姿に共感
- 📘 「負けヒロイン」じゃない“もうひとつの勝ち方”を示した名巻!
「走るのが好きだった理由、ようやく分かった気がする」
そんな焼塩のセリフに、涙が止まりませんでした…!
次巻では、いよいよ八奈見・小鞠・志喜屋たちの物語も大きく動く予感。
「誰が勝って、誰が負けるのか」──
それ以上に、“どうやって向き合うのか”を、私たちは見届けていきたいですね♪
それでは、また次巻の感想記事でお会いしましょう!
https://tradenextwork.com/makein-007story/