皆さん、こんにちは!
アニメ・マンガ・小説が大好きな主婦ブロガーです。
今回は、シリーズ累計1,200万部を突破した大人気ライトノベル『薬屋のひとりごと』の第9巻について、ネタバレありで徹底的に語り尽くしたいと思います。
9巻では、主人公・猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)が西都へと向かう準備を進める中で、大きな決意と変化が描かれます。
壬氏が背負う運命、猫猫が進む医術の道、そして新たなキャラクター・雀(チュエ)の登場も必見です!
それでは早速、9巻の世界へご案内いたします!
9巻の核心に迫る!あらすじを徹底整理【ネタバレあり】

序盤:壬氏の焼き印と猫猫の怒り
衝撃の開幕──。 壬氏は、自らの脇腹に玉葉后の家紋の焼き印を押すという選択をします。 これは、自分に皇位継承の意志がないことを示すための痛みを伴う証明。
その行動に対して、猫猫は怒りを爆発させます。
「…バカじゃないの!? 何やってんのよ壬氏…!」って読んだ瞬間つぶやいてました(笑)
猫猫は彼の“逃げ”とも取れる決断に対して、感情をあらわにし、 「後悔しないように、まっすぐ道を進んでほしい」と、初めて強く感情をぶつける場面が描かれます。
中盤:外科医術の学びと華佗の書
壬氏の火傷治療をきっかけに、猫猫は外科的処置や治療法に関心を持つようになります。
羅門の課題として登場するのが、かの有名な解剖書──華佗の書。 猫猫はそれを手にし、そこに描かれた人体解剖図に初めは驚きつつも、すぐに実践的理解を深めていきます。
学びのテーマ | 猫猫の反応と進展 |
---|---|
火傷治療 | 軟膏や包帯だけでなく、皮膚の再生の仕組みに興味 |
華佗の書の内容 | 初見はドン引き → 医術的好奇心で徹底分析 |
動物の解体実習 | 鶏や豚を使った筋肉・骨の構造把握に挑戦 |
この章は、猫猫の知識欲と成長がリアルに描かれていて、個人的にすごく胸アツでした!
終盤:西都への旅立ちと雀の登場
壬氏や羅漢と共に、猫猫は西都へと出発します。
道中に立ち寄った属国・亜南では、新たな人物──雀(チュエ)と出会います。
彼女は馬良の妻であり、巳の一族の傍系という複雑な出自の持ち主。 見た目は地味でも性格は明るく、人懐っこい雰囲気が猫猫ともすぐに打ち解けさせます。
この雀ちゃん、絶対あとから重要人物になるパターンよね!
この出会いが、今後の西都編にどうつながっていくのか…期待しかありません!
壬氏の焼き印と猫猫の心情|二人の関係性の変化
この巻で最大の衝撃とも言えるのが、壬氏が自身に焼き印を押すという展開。 彼が焼き印を選んだのは、「皇位継承の意志はない」という強いメッセージを世間に残すためでした。
猫猫はそれを知って、ただ驚くのではなく、本気で怒るんです。
「やり方がバカすぎる!」って本気で思った!猫猫の怒りに全力で共感…!
彼女の怒りには、壬氏のことを大切に思う気持ちと、“選ばれた者”としての自覚のなさへの苛立ちが込められていました。
壬氏の行動 | 猫猫の反応 |
---|---|
玉葉后の家紋を自らの身体に焼印 | 「軽はずみ」「後悔する」と強く非難 |
皇位を捨てる決意 | 真意を測りかねつつも“寂しさ”をにじませる |
これまで“感情に疎い”と言われてきた猫猫が、これほど感情的になったのは初めてといっても過言ではありません。
この事件を通して、二人の関係には確実に変化が生まれました。
- 壬氏 → 猫猫に対する想いをさらに明確に
- 猫猫 → 壬氏の大切さを“怒り”として初めて表現
9巻はまさに、「恋愛未満」の殻を破りはじめた巻だと感じます。
外科医術への道|猫猫の新たな挑戦と試練
壬氏の火傷を通して、猫猫は“内科”から“外科”への視野の拡張を始めます。 特に印象的なのが、羅門から課せられた「華佗の書」に関する課題。
この“人体解剖図”を見たときの猫猫の反応は、驚きと好奇心の入り混じったものでした。
普通の女の子なら目をそむけそうな絵を、猫猫は「面白い」って言うの…強すぎる。
実践で磨かれる“外科的な勘”
猫猫は、鶏や豚を使った解体実習にも果敢に挑みます。
実習内容 | 猫猫の取り組み |
---|---|
鶏の解剖 | 筋肉の走行や臓器の位置を観察し記録 |
豚の内臓の構造理解 | 人間に近い構造から応用方法を検討 |
この描写は、医療知識×好奇心という猫猫の本質をうまく表しています。
そして、彼女の成長は単なる「知識の習得」ではなく、命に向き合う覚悟として表現されているのが感動的でした。
雀の正体と伏線|巳の一族の謎に迫る
9巻の中盤から登場する新キャラクター、雀(チュエ)。 彼女は属国・亜南で登場し、馬良の妻でありながら、巳の一族の傍系という出自を持つ重要人物です。
猫猫との相性と役割
雀は見た目こそ地味ですが、明るく社交的な性格で、猫猫ともすぐに意気投合します。
- 猫猫のそっけなさにツッコミを入れる
- 女同士の視点で壬氏の行動を見つめる
- 巳の一族の歴史について、さりげなく語る
彼女の登場によって、物語は一気に「巳の一族」や「亜南」という広がりを見せ始めます。
巳の一族とは何か?
巳の一族は、情報・諜報に特化した血筋として描かれており、王宮の裏を支える存在でもあります。
その存在が意味するのは、次のような可能性です:
要素 | 考察 |
---|---|
雀の血筋 | 情報戦に強く、後の事件で鍵を握る存在に? |
猫猫の興味 | 巳の一族の“薬の知識”や“記録術”にも関心 |
西都とのつながり | 亜南の政治的駆け引きが壬氏に影響する伏線 |
9巻での雀の登場は、西都編を本格的に始動させる“導火線”のような存在でした。
絶対この子、ただの「気のいい奥さん」じゃない…!何か隠してるでしょ?
まとめ|9巻は“決意と変化”が重なる転換点!
『薬屋のひとりごと』第9巻は、壬氏の決断・猫猫の進化・新たな人間関係と、シリーズの転換点ともいえる重要巻でした。
注目ポイント | 内容 |
---|---|
壬氏の焼き印 | 皇位放棄の意思表示と、猫猫への想いの表れ |
猫猫の成長 | 外科医術の習得により、医官としての幅が広がる |
雀の登場 | 巳の一族の伏線と、今後の政治ドラマへの布石 |
この巻では派手な事件は少ないものの、“心”の変化や“知”の深化が丁寧に描かれていて、読者としてもグッとくる展開が続きました。
- 猫猫の怒り=壬氏への想いの自覚のはじまり
- 壬氏の苦悩=猫猫を守りたいがゆえの決断
- 雀との出会い=猫猫にとって“女友達”のような存在に?
“静かな変化”を感じ取れる人にこそ、9巻の良さが刺さると思います。
激しい恋愛じゃない。でも確かに近づいてる。そんな距離感がたまらないんです…!
次巻・10巻では西都を舞台に、さらに広がる世界と陰謀の気配が…。 猫猫と壬氏の距離がどう変化していくのかも楽しみですね!
それでは、また次の記事でお会いしましょう♡