この記事では、かわいくてリアルに使える石川弁(金沢弁)を一覧表で紹介し、その後、具体的な使い方やフレーズを詳しく解説します!

かわいい石川弁(金沢弁)一覧表
方言 | 方言の意味 | 例文 |
---|---|---|
あいそむない | つまらない | この部屋、あいそむないさかい、花でもかざるか |
あいそらしー | かわいらしい。愛想がいい | あのこあいそらしー顔して、ゆーこときつい |
あグちかく | あぐらをかく | よそ行ったら、あグちかいて座っとったら、だちゃかんぞ |
あグるしー | 騒がしい | あグるしーねー。ちょっこり、ちんとしとんまっしゃいま |
あせくらしー | 忙しい | あんたは、いつもあせくらしー人やねー |
あたる | 貰える | あの会社は、いつもかもボーナスでっかいことあたるんやといね |
あったらい | もったいない | これ、まだあたらしーさかい、あったらてほーられんわ |
あてガいな | いい加減な | あいつは、あてガいなやつやなー |
あへない | 恥ずかしい | 失敗したもんで、あへなて、人前でられんわ |
いさどい | 立派な。えらそうな | あの子、若いくせに、いさどいこと |
いじっかしー | うっとうしい。うるさい | あー、いじっかしーなー、くっついてくんなま |
いちガいもん | 頑固者 | うちのじーちゃん、いちガいもんで、よーよわった |
いちゃけな | かわいらしい | あらー、よーわろて、いちゃけな子やなー |
いものこ | 里芋 | いものこ煮たガ、うっめぞいや |
いんギらーっと | ゆっくりと | そんなあわてんと、いんギらーっとしていくまっし |
うざくらしー | いやらしい。面倒な | うざくらしーこと、引き受けてきたな |
うまそな | 元気そうな | うまそーな子やね |
えびす | 寒天を煮とかし卵をまぜて固めた食べ物 | 祭りの料理にゃ、えびすぁないと |
えんじょもん | 県外出身の人 | あの人、地の人やない、えんじょもんなガや |
おいかー | そうだ〈応答詞〉 | おいかー、昨日いってんちん |
方言 | 方言の意味 | 例文 |
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おいでます | いらっしゃる | 先生、明日学校においでますか |
おてま | 子どもにやるお駄賃。お小遣い | お使い行ってくれたおてまやぞ |
おらっちゃ | 私。私たち | おらっちゃ、みんなしてするわけ |
おんぼらーと | のんびりと | 今日は仕事わっせて、おんぼらーとしとったら |
おーどな | 大げさな。大ざっぱな。荒っぽい | そんなおーどなことせんといて |
かさだかな | 大げさな | 何を、かさだかなことゆーとるガや |
かたい | 聞き分けのよい | なんでもゆーこときーて、かたい子や |
かたガる | 傾く | 壁の絵ー、かたガっとらんけ |
かやる | ころぶ。倒れる | ほーら、かやったガいね。きーつけまっしま |
がざむざと | とりとめもなく。乱雑に | がざむざとして、うちにおるわけ |
がっぱんなる | 一所懸命になる | がっぱんなって走って、何しとらん |
がんこ | 程度の甚だしい様子 | 今日は魚、がんことれたじー |
きときと | 元気なさま。魚介類の新鮮なさま | とれたばっかやさけ、きときとの魚やぞ |
きんかんなまなま | 雪道が凍ってつるつるの状態 | 道、きんかんなまなまんなっとっさけ、気ーつけて |
くどい | 塩辛い | こんなくどいもんな、体によーないガや |
〜け | 〜かい〈親愛の意を込めた疑問の終助詞〉 | この服、ちょっと着てみていーけ |
けんけん | 先が尖った状態 | 鉛筆の先、けんけんにけずった |
こけ | きのこの総称 | 山行くゲんたら、こけ、たーんと取ってきてや |
こそガしー | くすぐったい | そんなことしたら、こそガしーガいや |
こーか | 小・中学校の通学区域。学区 | あんたさん、どこの校下やったんや |
こーばこ | 雌のずわい蟹(がに) | ずわいよりこーばこの方がうっめぞいや |
ごたむく | 理屈を言う。文句を言う | そんな、ごたむくゲんたら、いっぺんやってみーま |
ごぼる | 雪や泥に足がはまる | 人のとーったあとあるかんと、雪にあしゃごぼるぞ |
しちべた | 尻。太もも | そんな、地べたねまったら、しちべた、ちぶたーならんけ |
しょむない | 味がうすい | おかず、しょむなかったさけ、醬油かけてんて |
じゃまない | 大丈夫だ | 顔色わるいけど、じゃまないけ |
そくさいな | 元気な | そくさいにしとったかいね |
たっだ | とても | あいつ、たっだ元気やんな |
だだくさな | だらしない | だだくさなやつやな |
だちゃかん | だめだ | あの人おらんと、この店だちゃかんガや |
だやい | 病気や疲労で体がつらい | 風邪でもひーたガか、だやてだやてどんなん |
だら | 馬鹿 | ほんなだらなことばっかゆーとって、笑われっぞ |
ちきない | 病気で体がつらい | かぜひーいて、なんやらきちないわ |
ちびたい | 冷たい | 井戸水はちびとて気持ちいーじー |
ちみる | つねる | わりーことしとったら、ちみれんぞ |
ちゃべ | おしゃべりな人 | あんたちゃべやし、嫌われんて |
でかいこと | たくさん | 実家から、りんゴでかいこともろたんで、おすそ分けしよーとおもて |
ととのわん | 理屈にあわない。間抜けな | いつまでも、ととのわんことばっかゆーとらんと |
なーん | いいえ〈応答詞〉 | なーん、それは、わしとちゴーガや |
はいだるい | 体がだるい。つまらない | 暑い中で仕事しとったさけ、はいだるい |
はガいしー | 悔しい | また宝くじあたらなんだ、はガいしー |
はつめーな | 聡明な。利口な | あんたさんに似て、はつめーな子になってやわいね |
ひどい | つらい。苦しい | あんたの食べ方、見とったら、ひどーなってきた |
へしない | 待ちきれない | あいつ、なかなかこんさかい、へしねー |
べっちゃ | 違う。いいえ〈応答詞〉 | 「われか、こんなんしたガ」「べっちゃ」 |
べんこな | 賢い。ませた | このこぁ、ほんとにべんこで |
めとにする | 馬鹿にする | えーな、わりゃ、わしんこと、めとにしとらんか |
めもらい | ものもらい(麦粒腫) | めもらいできて、目ー開けられん |
ものい | 体調が悪くつらい | あたまガいとて、ものーい |
もみじこ | 着色した鱈子(たらこ) | もみじこと、あっちーご飯、食いてーぞいや |
やくちゃもない | めちゃくちゃな。とんでもない | やくちゃもないことばっかゆーもんでない |
やっきねー | やる気がない | 今度の試合、やっきねーぞいや |
やねこい | 汚い。むさ苦しい | 汗かいて、からだやねこーなった |
ゆきすかし | 雪かき | さっき、ゆきすかししたガに、もうこんなに積もって |
りくつな | よくできた。巧みな | 最近のうちは、はよーできて、りくつなもんや |
2. 石川弁の特徴とイントネーション
石川弁の最大の特徴は、語尾が柔らかく聞こえることです。例えば、「〜ま」「〜ね」「〜じ」などがよく使われ、優しい印象を与えます。
また、「〜け?」(〜かい?)のように、親しみを込めた疑問形が多いのも特徴です。会話の中で自然に使うと、ぐっと地元らしさが増します。
さらに、「そくさいな(元気な)」「いちゃけな(かわいい)」のように、ユニークでかわいい響きの言葉もたくさんあります。石川弁を知れば知るほど、その魅力を感じられるでしょう!
3. かわいくて使いやすい石川弁フレーズ
石川弁には、響きがかわいくて日常会話で使いやすい言葉がたくさんあります。特に、以下のフレーズは覚えておくと、会話がより親しみやすくなりますよ!
「いちゃけな」(かわいい)
「いちゃけな」は、子どもや動物、愛らしいものを見たときによく使われます。見た目だけでなく、仕草や行動がかわいいときにも使える万能フレーズです。
📌 例:「いちゃけな顔しとるね!」(かわいい顔してるね!)
「おんぼらーと」(のんびり)
「おんぼらーと」は、石川県ならではのゆったりした雰囲気を表す言葉です。忙しい毎日を過ごしている人に、「もっとおんぼらーとしなさい」と声をかけることもあります。
📌 例:「今日はおんぼらーと過ごそう!」(今日はのんびり過ごそう!)
「あいそらしー」(愛想がいい・かわいらしい)
「愛想がいい」「雰囲気がかわいらしい」という意味で使われる言葉です。見た目だけでなく、人懐っこい性格の人にも使えます。
📌 例:「あの子、あいそらしーね!」(あの子、愛想が良くてかわいいね!)
どれも日常の会話で使いやすい言葉ばかり! ぜひ、石川弁を取り入れて、ほっこりする会話を楽しんでみてくださいね。
4. 石川弁をもっと楽しむ!会話例
石川弁は、会話に自然に取り入れると一気に親しみやすくなります。実際の会話でどんなふうに使われるのか、友達同士や家族のやりとりを例に見てみましょう!
友達同士の会話
A:「あんた、なんしとるん?」(あなた、何してるの?)
B:「いんギらーっとしとるわ」(のんびりしてるよ)
A:「おーどなことせんといて!」(大げさなことしないでよ!)
👉 ポイント:「いんギらーっと(のんびり)」は、何かを焦らずゆっくりしているときに使う表現。「おーどな(大げさな)」も、よく使われる石川弁の一つです。
家族の会話
母:「そくさいにしとったかいね?」(元気にしてた?)
子:「なーん、だやいわー」(いや、疲れたよ…)
👉 ポイント:「そくさいな(元気な)」は、体調を気遣うときによく使われる表現。「だやい(疲れた・だるい)」は、体調が悪いときや面倒な気持ちを表すときに便利です。
石川弁は、普段の何気ない会話の中に溶け込んでいる言葉が多く、聞いているだけでも温かみを感じます。地元の人と話すときに使ってみると、きっと距離がぐっと縮まりますよ!
5. 観光で使える石川弁
石川県を訪れたら、ぜひ地元ならではの方言を使ってみましょう!特に食事の場面では、石川弁を使うと店員さんや地元の人との会話が弾みますよ。
「きときと」(新鮮)
「きときと」は、魚介類の新鮮さを表す言葉。北陸の美味しい海の幸を楽しむときにぴったりの表現です。
📌 例:「この魚、きときとやね!」(この魚、新鮮だね!)
💡 使い方のコツ:
市場や寿司屋で「きときとの魚ありますか?」と聞けば、新鮮なおすすめを教えてもらえるかも!
「がんこ」(すごく・めちゃくちゃ)
「がんこ」は、「とても」「すごく」といった強調の意味で使われる方言です。食べ物の美味しさや感動を伝えたいときに便利!
📌 例:「この寿司、がんこうまい!」(この寿司、めっちゃ美味しい!)
💡 使い方のコツ:
「がんこきれいやね!」(めっちゃ綺麗だね!)のように、風景や景色を褒めるときにも使えます。
観光のときに石川弁を使うと、地元の人との距離がぐっと縮まります。お店の人に「きときとの魚、食べてみたいです!」なんて話しかけてみると、旅がもっと楽しくなること間違いなしです!
まとめ 日常会話でよく使うリアルでかわいい石川弁(金沢弁)を使いこなす
日常会話でよく使うリアルでかわいい石川弁(金沢弁)をお届けしましたが、いかがでしたか?
石川弁には、親しみやすくてかわいらしい言葉がたくさんあります。
「いちゃけな(かわいい)」「おんぼらーと(のんびり)」など、優しい響きの方言は、使うだけで会話が柔らかくなります。
また、「きときと(新鮮)」「がんこ(すごく)」のように、食事や観光の場面で使える言葉も多く、旅行中の会話を楽しくしてくれるはずです。
地元の人との距離を縮めるには、実際に使ってみることが一番! 石川を訪れた際や、日常の会話の中でぜひ石川弁を取り入れてみてくださいね。
「おんぼらーと楽しみながら、石川弁をマスターしていきましょう!」